FX BO手法検証忘備録

手法検証の忘備録

HLBandを利用した順張り手法

HLBandを利用した順張り手法についてバックテストを行いました。ブレイクアウトを狙った場合、勝率はどれくらいでるのか検証しました。


ロジック

ローソク足がHL_Bandの高値安値にタッチしたら、ブレイク方向に順張り


使用するインジケータ

〇HLBand


 ここからダウンロードできます。⇒⇒ >インジダウンロード
 期間:30 種別:High/Low

エントリー条件

☑High Entry


1. ローソク足がHL_Bandの高値にタッチ


⇒ローソク足確定後、次足エントリー


☑Low Entry
1. ローソク足がHL_Bandの安値にタッチ
⇒ローソク足確定後、次足エントリー

バックテスト条件

期間: 2011~2018


通貨ペア:17通貨ペア


エントリー金額:5000円想定


5分取引 ペイアウト:1.88


ヒストリカルデータ:FXDD、Histdata.com

バックテスト結果

▼勝率表&資産曲線



・HLBandは順張りには向きませんでした。

HLBandの逆張り手法

直近の所定期間の高値/安値での反発を利用した手法のバックテストを行いました。



ロジック

HL_Bandの高値/安値にタッチした時に、次足で逆張り

使用するインジケータ

〇HL_Band 
 ここからダウンロードできます。⇒インジダウンロード
 期間:30 種別:High/Low

エントリー条件

☑High Entry
1.ローソク足がHL_Bandの安値にタッチしていること
2.足確定時に次足エントリー

☑Low Entry
1.ローソク足がHL_Bandの高値にタッチしていること
2.足確定時に次足エントリー

バックテスト条件

期間: 2008~2018
通貨ペア:17通貨ペア
エントリー金額:5000円想定
5分取引 ペイアウト:1.88
ヒストリカルデータ:FXDD、Histdata.com

バックテスト結果

▼勝率表&資産曲線

・2008~2010までは右肩下がり
・2011~2018は右肩上がり
・右肩下がりの区間を入れても16通貨ペアで損益分岐点超え
・ボリンジャーバントの2σ逆張りに引けを取らない勝率
・ただし、DDが大きいのでこのまま使用するのはかなり危険。

バックテスト条件

期間: 2011~2018
通貨ペア:17通貨ペア
エントリー金額:5000円想定
5分取引 ペイアウト:1.88
ヒストリカルデータ:FXDD、Histdata.com

バックテスト結果

▼勝率表&資産曲線

・右肩上がりの区間のみの勝率ではボリンジャーバントの2σ逆張り手法を超えました。
・バンドウォークする際には永遠に負け続けるのでそこは対策必須です。

まとめ

・単独インジケータとしてRSIの逆張り手法とほぼ同等の勝率が出ました。
・バンドウォークする際には永遠に負け続けるのでそこは対策必須です。
・DDが高いので安定した手法とするにはもう少しフィルターが必要。

3本線の移動平均線の鉄板Point の検証

ある動画で紹介されている鉄板POINTの検証

ある動画で紹介されていたグランビルの法則を利用したトレンド押し目での順張り手法を模倣してインジ化。本当に鉄板手法なのかを勝手に検証しました。。※模倣インジのため、エントリールールは全く同じではありません。
ロジックは、3本の移動平均線のパーフェクトオーダーが成立しているときに、ローソク足が短期移動平均線から乖離して戻ってきたときにトレンド方向にエントリーする手法です。
今回作成したインジ
Kensyo_3MA.ex4

<ルール>

条件①:ダウ理論に伴って上昇トレンドと下降トレンド発生時
条件②:パーフェクトオーダーが成立していること


<インジ作成Point>

条件①
 ・SMA20の角度指定 ※ダウ理論に伴っての部分は省略


条件②
 ・3本の移動平均線 SMA20 SMA50 SMA100 のパーフェクトオーダーの成立
  ◆High Entry
   1. SMA20 > SMA50 > SMA100
   2. SMA20 SMA50 SMA100 が上昇中


  ◆Low Entry
   1. SMA20 < SMA50 < SMA100
   2. SMA20 SMA50 SMA100 が下降中


エントリー条件(ここからはオリジナルで条件追加)
1.HighEntry:前足が陰線 LowEntry:前足が陽線
2.前足はSMA20に接触していない


<検証条件>

期間: 2008~2017
通貨ペア:17通貨ペア
エントリー金額:5000円想定
5分足 5分取引 ペイアウト:1.88

<バックテスト結果>


・今回作成した模倣インジでは思わしい勝利率を出すことはできなかった。
・裁量要素の強いロジックは無駄なエントリーを排除することが難しかった。
 ⇒勝率を上げるためにはもう少し水準を加えないと勝ち続けることは難しい。
 おそらく、長期足でのトレンドの方向やダウ理論に伴ったの部分の波形の形等を考慮しないと高勝率を出すことは難しいのではと思われる。ラインにタッチしたから。。といってエントリーしていたら上記資産曲線となりすぐに退場となるだろう。