MT4をインストールしたままの初期設定では動作が遅くなってしまいます。しっかり設定してないと、初めの使用メモリは少なくても、知らぬ間にどんどんメモリ使用量が増えていき、ある日突然VPSが使用メモリオーバーで停止、EAがポジションもったまま停止して利益の損失・・・なんてことにならないために。

VPSでMT4を動作させる場合に設定しておきたい項目

1. ローソク足の表示数の制限
2. ニュースの無効化
3. 音声の無効化
4. 不要な通貨ペアの削除

ローソク足の表示数の制限

・ヒストリー内の最大バー数
　　MT4でﾋｽﾄﾘｶﾙﾃﾞｰﾀを利用するときに表示される最大バーの数
・チャートの最大バー数
　　チャートが表示される際に、表示される最大バー（ローソク足）の数

過去チャートの検証をする際には表示数を増やす必要がありますが、自動売買の動作に不必要な数のローソク足は消してしまいましょう。

＜変更方法＞

ニュースの無効化

重要な経済指標や経済のニュース等は自動売買を安定的に運用していくためには必ずチェックしないといけない情報です。ですが、MT4のニュースを利用している人はいないでしょう。MT4のニュースは別のサイトでチェックすべし。

＜変更方法＞

＜経済指標参考サイト＞
・Calendar | Forex Factory
・FX・羊飼いの「今日の為替はこれで動く！」 - ザイFX！

音声の無効化

自動売買を想定しているので、音声で何かアクションすることはありません。音声通知関係もOFFにしてしまいます。

＜変更方法＞

不要な通貨ペアの削除

気配値（通貨ペア）の数はブローカによって異なりますが、デフォルトではかなりの数が表示されています。ティックが更新されるたびにすべての通貨ペアについてデータがやり取りされてしまいます。必要な通貨ペア以外は消してしまいましょう。
＜変更前＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜変更後＞

まとめ

1. ローソク足の表示数の制限
2. ニュースの無効化
3. 音声の無効化
4. 不要な通貨ペアの削除

以上の対策をすれば、今まで重たかったMT4も、スッキリサクサク快適なMT4に生まれ変わるはずです。