FX BO手法検証忘備録

手法検証の忘備録

ウィリアムズ% と ボリンジャーバンドの組み合わせ手法

ウィリアムズ%Rとボリンジャーの組み合わせで逆張り


ウィリアムズ%Rとは、
RSIと同様に「買われすぎ」「売られすぎ」を表すオシオレータ系テクニカル指標です。


RSIと異なる点は、直近の終値を重視しているところです。RSIよりも反応が早くなりますが、その分騙しも増えるためほかのインジケータと組み合わせて使うのが効果的なインジケータです。


単独では騙しが多かったので、ボリンジャーバンドを組み合わせて勝率がUPするかを検証しました。


<ルール>

HighEntry
 条件①:WPR:-80以上から-80以下になったとき
 条件②:終値がボリンジャーバンド(20)の-2σを突き抜けていること
  
LowEntry
 条件①:WPR:-20以下から-20以上になったとき
 条件②:終値がボリンジャーバンド(20)の+2σを突き抜けていること


<インジ作成Point>

  1. -80超えや-20割れが頻繁に起こり張り付くことも多々あるため、張り付き回避のために、水準ラインを超えた1回目のみをエントリータイミングとしました。
  2. ボリンジャーバンドを加えることで騙し回避。


<検証条件>

期間: 2008~2017


通貨ペア:17通貨ペア


エントリー金額:5000円想定


5分足 5分取引 ペイアウト:1.88


<バックテスト結果>

・半数以上の通貨ペアで損益分岐点超え
・AUDNZDでは勝率58.8%とかなり優秀な結果


+αの条件を加えると

・勝率60%超えは1通貨ペアのみ

・もう少しエントリー回数を絞れるが、全通貨60%超えを狙うのは難しいかもしれない。

+α2の解析

・7通貨ペアで勝率59%超え

・DDも10万以下になってきたので、上記7通貨で自動売買化はありかもしれない。

CCI+〇〇 の順張り手法

動画検証シリーズ

CCIはある使い方で勝率85%overに化けます。。。その実態を検証していきます。


詳細は ↓ ↓

RSI と エンベロープ の組み合わせ手法

RSIの水準満たしたときにエンベロープにタッチしたら逆張り

解析で使用したインジケータ
Kensyo_Rsi_ENV.ex4

<インジ作成Point>

RSIで買われすぎ、売られすぎの水準を目安にする。単独ではだましがまだまだ多いため、エンベロープ(MAからの乖離)での反発のタイミングと合わせることでだまし削減を試みる。
トレンドが強いときにはRSIが利かなくなり70/30を超えた状態で張り付く場合がある。その状態でエントリーをし続けると勝率が下がるため、水準を超えていない状態から超えた状態になったときのみエントリーするように制限を加える。

<ロジック>

水準:RSIが70より小さい→70以上 かつ エンベロープにタッチしていたらLowEntry


水準:RSIが30より大きい→30以上 かつ エンベロープにタッチしていたらHighEntry


<インジケータ、設定>


RSI 


 期間:14 水準:30/70   


ENVELOP


 期間:20 移動平均の種別:EMA


 適用価格:Close 偏差:0.1%


<検証条件>
期間: 2008~2017
通貨ペア:17通貨ペア
エントリー金額:5000円想定
5分取引 ペイアウト:1.88


<バックテスト結果>

・単独でも損益分岐53.19%を超えていたインジ二つの組み合わせなので、組み合わせると勝率もかなり安定的にUPしました。
・資産曲線を見ると、2008~2011年までは損失気味ですが、2011年を境に右肩上がりとなっている。
・DDがまだ大きいがエントリー回数がまだ多いため+αの条件を追加して勝利率UPを図れる可能性はまだありそう。


判定時間の比較 (5分判定、10分判定ではどっちが良い?)

インジは同じで判定時刻を長くしたときに勝率がどうなるのかを検証した。
5分判定と10分判定ではどちらの勝率が高いのか?

<インジケータ、設定>

RSI 
 期間:14 水準:30/70  
ENVELOP
 期間:20 移動平均の種別:EMA
 適用価格:Close 偏差:0.1%


<検証条件>

期間: 2008~2017


通貨ペア:17通貨ペア


エントリー金額:5000円想定


10分取引 ペイアウト:1.88

<バックテスト結果>

・10分判定では全通貨ペア(17)で損益分岐53.19%超え
・ほとんどの通貨ペアで5分判定よりも10分判定の方が勝率が高い
・資産曲線を見ても2008~2012年の全期間で右肩上がりに改善されていることがわかる
・傾向がRSIとBBを組み合わせたものとほぼ同等の結果
 ⇒RSIの傾向として5分よりも10分判定の勝率が高いのかもしれない。別途検証する
 リンク:RSI&BBの検証

まとめ

・RSIとエンベロープの組み合わせはかなり有効な逆張り手法である。
・判定時間は5分よりも10分の方が勝率が高い
・DDがまだ多きので+αの条件は必要
・乖離率が0.1%とざっくり決めたパラメータなので勝率UPの可能性がまだある。